パーソナルトレーニングを受けて頂いているお客様の中には、骨密度が低く薬を飲んでいる方もいらっしゃいます。

骨密度の低下により、ちょっとした転倒が原因で骨折してしまう方もいます。

では、骨密度の低下を防ぎ骨粗鬆症の予防にはどうしたら良いのでしょう?

正常な骨密度を保つには骨の新陳代謝(リモデリング)が正常に行われる事が大切です。

正常な骨は、古くなった骨を破壊(骨吸収)し新しい骨の形成(骨形成)を繰り返して強度を保っています。

しかし、運動不足や栄養のバランスが崩れると破壊(骨吸収)した骨が形成(骨形成)されずらくなり

骨粗鬆症のリスクが高まります。

骨を形成するには、ビタミンやミネラルが必要です。

皆さんもご存知のカルシウム。乳製品、大豆製品、海藻や青菜などに多く含まれます。

そしてカルシウムの吸収を助けてくれるのが、ビタミンDです。

カルシウムを多く含む食品とビタミンDを含む魚やキノコ類と一緒に食べると効果的です。

またビタミンDの吸収には日光を浴びる事も大切です。

 

骨を脆くする原因として、ビタミン、ミネラル不足だけではなくインスタント食品やスナック菓子、

炭酸飲料に含まれるリンというミネラルの取り過ぎには注意が必要です。

リン自体は大切なミネラルで、カルシウムと結びついて骨を形成しますが摂取し過ぎると骨を溶かしてまで

カルシウムと結びつこうとしてしまいます。

 

もう一つ大切な事は、運動をして骨形成の促進と骨量を増加させる事です。

骨は走ったり、ジャンプなどの長軸方向へ負荷をかける事で最も成長が促されます。

スクワット動作も効果的です。

いくつになってもスクワットができる体力がある事は、健康や若さを保つ事にも繋がります。

女優の森光子さんも毎日スクワットをしていた事は有名ですね。90歳近くまで舞台に出ていた若さとパワーは素晴らし限りです。

年齢に関係なく、日々の運動や食事が現在の健康なカラダを作っています。

明るい未来への案内人 パーソナルトレーナー 秋草利光