こんにちは。
ティップネス草加・川口パーソナルトレーナーの広沢玄太です。

 

突然ですが、みなさんはお尻のストレッチはどのように行いますか?

 

ほとんどの方が写真のような股関節外旋位で行っていると思います。

ここで、あれ?と思う方がいらっしゃると思います。

 

原則として筋の収縮方向とストレッチの方向は逆になります。
(例えば大腿直筋は膝を伸ばせば収縮、曲げればストレッチ)

 

お尻の筋肉のほとんどは股関節外旋に作用します。

 

しかし皆さんがストレッチしている姿位は外旋位ですよね。

 

なぜこのような不思議なことが起こるかというと

 

上記の例で出したお尻の筋肉は、基本的には股関節外旋に作用しますが

 

股関節が屈曲位になるとそのほとんどの作用が内旋に変わってしまうのです。

 

このように関節の角度やポジションで作用が変わることを「筋の逆転現象」といいます。

 

私たちが学校で習ったり教科書で勉強する解剖学は

 

写真のような解剖学的肢位からの筋の作用を学びます。

※公認アスレチックトレーナー専門科目テキスト②より引用

しかし私たちのカラダは様々な関節や筋が様々な組み合わせで動いています。

 

その中で関節の角度やポジションで作用が変わってくる筋があることは至極当然ですよね。

 

そのため人のカラダをみる際は、

 

様々な角度やポジションで評価することが重要であることが分かると思います。

 

お尻の筋肉以外にも逆転現象が起こる部位はあるので皆さんも勉強してみてください。