こんにちは。

 

ティップネス川口・草加パーソナルトレーナーの広沢玄太です。

 

今回は「大腿筋膜張筋」(Tensor Fasciae Latae : 以下,TFL)という筋肉についてです。

 

TFLは膝や股関節の痛みにも関係してくるため、しっかりおさえておきましょう。

 

付着部はももの付け根の外側やや前方で(ポケットの位置)

股関節の屈曲(ももを上げる動き)と内旋(ももを内側にひねる動き)、そして外転(ももを外に開く動き)に作用します。

 

腸脛靭帯に付着しているため膝関節の伸展(膝を伸ばす動き)、下腿の外旋(すねを外にひねる動き)にも作用します。

 

とにかく色んな動きに顔を出してくる目立ちたがり屋ですね。

 

それゆえ使いすぎてしまい、硬くなりやすい筋肉です。

 

ここを触ってみると硬くなっている人が非常に多いです。

 

変形性膝関節症や股関節疾患の犯人が

 

TFLの使いすぎ、ということもしばしばです。

 

普段お尻がうまく使えず、TFLに頼って立っている人は

 

こんな姿勢になりやすいです。

電車などでよく見かけますよね。

 

このような立ち方は膝や股関節に過剰なストレスがかかってしまいます。

 

ウォーキングやランニングをしていて、膝が内側に入りやすい人



いわゆるニーインしやすい人も、TFLの過剰利用を疑いましょう。

 

写真はTFLのストレッチ例です。

皆さんもTFLを使い過ぎてしまわないように

 

日頃の姿勢や立ち方に注意し、痛みのない美しいカラダを目指しましょう。

 

ティップネス草加・川口パーソナルトレーナー
広沢玄太