オシム曰く、サッカーを吸って生きる人(サッカーが呼吸のように当たり前のこと)
には4年に1度の体調管理がむずかしいイベントの真っ最中!

私はまだまだ日本の敗戦を引きずってはいますが、後半45分の昼ドラのような急展開にサッカー無関心の妻が応援に没頭し、にわかファンでもあのように狂喜乱舞できるのかと改めてこのスポーツの魅力を感じています。

話は変わりますが、今回は歩くことの重要性についてお伝えします。

当たり前ですが、私達は1歳半くらいから歩行という移動手段をとります。

そして歩行は長い年月、カラダの強さを維持するのに、非常に重要な役割りを果たします。

正しい歩行は

  • 姿勢やスタイルアップ
  • 関節の保護
  • 脳の健康を維持する

など人間にとって最良のエクササイズだからです。

また歩行はカラダをリセットするのに有効で、日頃座り続けて、縮こまったカラダを伸ばし、そして筋肉を動きやすく連動してくれるのです。

さらに歩行は脳にも良い影響を与えます、例えば景色の移り変わりを目で感じ、風の気持ち良さを皮膚で感じ、足の裏では地面を感じています。耳で川のせせらぎを聴き、鼻では草花の匂いを感じ、あめ玉でも舐めれば味覚も働き、

脳にさまざまな刺激を与えることができます。

これら全ては、脳にとって感覚的な栄養となります。

それではただ歩けばいいのでしょうか?

まずはいかなる状態であれ歩くことはほとんどの方にとって、有効な手段ですが、より正しく歩いた方が効果的です。

ただし、町中では正しく歩けていない人がほとんど。

それは呼吸に問題があり横隔膜が働かず、脊柱が不安定なのかもしれません。

幼い頃、コアの安定性がないのにバンボに座らせられてたり

ハイハイもせずに速い時期に歩いてしまいカラダのつながりを学ばなかったのかもしれません。

歩行に問題がある場合は、先ずは呼吸のエクササイズや寝返りハイハイや膝立ちのエクササイズをすることが有効です。

これら赤ん坊の動作は全て、歩くために脳にプログラムされているからです。

カラダに慢性的な痛みを感じている方は、移動の手段に自転車を使う方が多く感じます。

自転車は歩くことに比べるとかなり劣ります。カラダは歩くために作られているからです。

実際に慢性的に痛みを抱えた方は自転車で当店にいらっしゃる方が多いのです。

健康を維持したい!スタイルを改善したい方は、赤ん坊のエクササイズを真似て外を元気に歩きましょう。

最近読んだ本の『BRAIN一流の頭脳』では歩くことはストレスの耐性、集中力を高める、やる気の向上、記憶力の向上、創造力が高まる、学力が向上する、認知症の予防の効果があることが明らかになっているそうです。

ジムの高価なマシーンはいかにも効果がありそうに感じますが

私たちのカラダは歩くためにプログラムされています。

『先ずは歩くこと、そしてよりよく歩くこと』を目指していきましょう。

カラダファイン
パーソナルトレーナー 梁川玄太