こんにちは。
ティップネス草加・川口パーソナルトレーナーの広沢玄太です。
今回はトレーニング現場でよく使われる
「メニュー」と「プログラム」という言葉について
意味の違いや考え方について書いていきます。
あくまでも私的見解です。
まず「メニュー」ですが
「お客様独自のメニューを作ります」
「本日のトレーニングメニューは‥」
など現場ではよく耳にする言葉です。
もともと「メニュー」という言葉は
実行可能な項目の一覧表、それらを羅列したもの
といった意味を持ちます。
身近なものだと、レストランのメニュー表なんかがあります。
次に「プログラム」ですが、意味は
物事を行う手順の事であり、順序、計画表などをあらわします。
イベントの企画書や
ピリオダイゼーションなんかもこれにあたります。
つまり「メニュー」には目的やゴールがない、提供可能な項目の一覧であり
逆に「プログラム」は明確な目的やゴールがあり
それを達成するための、根拠ある計画や、手順、順序が存在するわけです。
そう考えると現場でよく耳にする「トレーニングメニュー」とは
自分が知っているエクササイズや手技の一覧表であり
先述のとおり「メニュー」には目的やゴールが存在しないため
エクササイズ順序の根拠やプランが何も無く
知っているエクササイズの how toのみを
そのまま提供していることを意味します。
当然クライアントには十人十色の目的や目標があるわけですから
そこに到達するための
根拠ある長期計画であったりエクササイズ順序が必要になってきます。
そのため、「メニュー」として提供してしまうと
どんなに最高品質なものであっても
その目的までの道のりがボヤけてしまうわけです。
つまり私たちトレーナーがクライアントに提供させていただくものは
良質な「メニュー」ではなく、より特異的な「プログラム」であるべきなのです。
当然この「プログラム」を作成するには
豊富な引き出しが必要ですから
そのためにセミナーや勉強会に出て
自分のメニュー表を充実させることはとても大切です。
そんな私のメニュー表はペラペラですけど(笑)