前回の「男女で異なる要介護の原因!」での続きです。
男性に比べ、女性は生活機能の低下で要介護になる事が多いと説明しました。
なぜ女性に多いのか?
これは女性特有のカラダの変化。
すなわち閉経後の骨粗鬆症やサルコペニア(筋肉減少症)などへの
対応が立ち遅れている為に起こっていると考えられています。
いつまでも健康で、人の手を借りずに人生を謳歌するには筋肉を衰えさせず、
しっかり運動する事が大切です。
しかし将来健康なカラダを維持していくには、
ただ筋トレをして筋肉量を増やすだけでは不十分です。
以前、勤めていた高齢者機能訓練施設でのお客さんは、
何かに捕まらないとスムーズに椅子から立ち上がる事が出来ない人がほとんどでした。
勿論、筋力も低下している事も一つの原因ですが、カラダの使い方を指導しただけで
楽に立ち上がれる方が多くいらっしゃいました。
正しくカラダを使う為には動作改善のトレーニングはとても大切で、それに伴いサルコペニア(筋肉減少症)への
対応も必要となります。
椅子からスムーズに立ち上がった高齢者の方を見て思った事が、とても姿勢が綺麗でいつもより若く見え
動作を改善する事はアンチエイジング効果もあると実感しました。
明るい未来への案内人 パーソナルトレーナー 秋草利光