私たちパーソナルトレーナーはお客様のカラダの調子を良くすることが仕事であり
セッションしているときだけでなく、日頃の生活のアドバイスも重要な勤めであります。

そこで参考になったのがこの最高の体調という本です。

著書の中にある

「人類は自然の中で獲物を追い、太陽の運行とともに暮らし、少数の仲間と語り合う、人の脳と体はそんな環境の中で最高のパフォーマンスが発揮できるよう進化してきた。」

現代人は医学の進歩などのおかげで、長生きにはなりましたが、カラダも心も健康で暮らしている人は少なく感じます。

それは脳のパフォーマンスが低下しているからではないでしょうか?

スマートフォンやパソコンなどの電子デバイス、摂取カロリー増大、自然を感じず、陽の光を浴びずにコンクリートの中で過ごす日々、心を許し信頼できる人がいないなど、脳が疲弊していくことばかり。

このような状態だと腰痛や肩こり、やる気が出ない、めまいやうつ、他人への敵対心などの状態になるのはむしろ当たり前であり

これからの考え方重要なのは、これらの問題を医学の対処療法だけに頼らず、

文明病と捉え脳が感じること、行動を変えることが大事なのです。

現代人と狩猟採集民のギャップを埋める

例えば

・一人で悩み事を抱えずに信頼できる人と顔を見合わせて相談する
・電子デバイスを見すぎないで自然を感じる
・人工加工物を減らして家族と鍋をする
・ユーチーュブ動画ばかりでなく、生のライブを聞きに行き畏敬の念を抱く

など

これらの行動の変化は文明病のギャップを埋め、結果、脳の状態は良くなるのです。

そして脳の状態が良くなる=体調が良くなり

あらゆる問題は良い方向に好転するのではと思います。

私はパーソナルトレーナーとしてこれらの事実を皆様に少しでも伝えてられればと、良い刺激をもらえた本でした。

作者の鈴木祐さんはサイエンスライター10万本の科学論文を読み、600人を超える学者や専門医にインタビューしたことをまとめ書籍を出版しています。

ぜひとも直接公演など聞かせていただきと思います。

合同会社カラダファインパーソナルトレーナー
梁川玄太