🌧梅雨・台風シーズンに気をつけたい「気象病」

〜自律神経の乱れと運動・栄養でできる対策〜

梅雨や台風の季節。
天気が不安定になると「体が重い」「頭が痛い」「やる気が出ない」といった不調を感じる方が増えます。

これらの症状は、もしかすると**「気象病」**が関係しているかもしれません。

☁️ 気象病とは?

気象病とは、気圧・気温・湿度などの変化に伴って起こる体調不良の総称です。

  • 頭痛
  • めまい
  • 肩こり
  • 倦怠感
  • 関節痛

🔍 気象病と自律神経の関係

低気圧になると空気中の酸素濃度がわずかに低下し、血管が拡張しやすくなります。
その結果、血圧が下がり、酸素の供給が不十分になることで不調が生じやすくなるとされています。

また、ストレスに対処するホルモン「コルチゾール」の分泌も気圧の影響を受けて不安定になり、自律神経の乱れを引き起こす可能性があります(※現在も研究中の内容です)。


💊 漢方による対処とその限界

気象病の症状を緩和する目的で、**五苓散(ごれいさん)**などの漢方薬を服用される方もいます。

これは体内の水分バランスを整えることで、めまいや頭痛を和らげる作用が期待されます。

ただし、一時的な対処にとどまる場合が多く、根本的な改善には至りにくいことが課題です。

気象病を本質的に改善するには、生活習慣や体の内側からのケアが必要です。

✅ 自律神経を整えるための運動

自律神経を安定させるには、「適度な運動」がとても有効です。
おすすめの運動は以下の通りです。

  • 呼吸法(腹式呼吸など)
  • 有酸素運動(ウォーキング・軽いジョギング)
  • ヨガ・ピラティスなどの緩やかな全身運動

これらの運動は、副交感神経を優位にし、心身の回復やリラックスを促すとされています。

🎥 呼吸法エクササイズを動画でチェック!

カラダファインでは、自律神経の安定に効果的な呼吸法を1分でできるエクササイズ動画にまとめました。

ぜひこちらのYouTubeをご覧ください:👉 自律神経を整える呼吸法|1分でできるエクササイズ

✅ 体脂肪率も自律神経に関係?

体重や体脂肪率も、自律神経の安定に関与していると考えられています。

あくまで目安ですが、

  • 女性:体脂肪率 25%前後
  • 男性:体脂肪率 15%前後

この範囲を保つことで、自律神経の働きが安定しやすくなる傾向があります(※個人差があります)。

カラダファインでは、姿勢・体幹の強化を通じて自律神経をサポートするトレーニングを提供しています。

🍽 栄養面でのアプローチ

✅ 乱れた自律神経を支える栄養素

食生活もまた、気象病対策において非常に重要です。

以下のポイントを意識してみましょう。

  • 血糖値の急激な変動を防ぐ
     → 朝食を抜かず、低GI食品を中心に
  • 腸内環境を整える
     → 発酵食品や食物繊維を意識的に摂る
  • 不足しがちな栄養素を補う

✔ 特に不足しやすい栄養素

  • マグネシウム(神経伝達、筋肉調整)
  • タンパク質(体の基本材料)
  • ビタミンD、鉄、亜鉛(免疫や疲労回復に関与

⚠ リノール酸の摂りすぎにも注意

食生活もまた、気象病対策において非常に重要です。

以下のポイントを意識してみましょう。

揚げ物や加工食品に含まれる**リノール酸(n-6系脂肪酸)**は、過剰に摂取すると体内の炎症を促進し、交感神経の過緊張状態を引き起こす恐れがあります。

その結果、自律神経が乱れやすくなり、気象病の不調が助長される可能性があります。

その代わりに、**オメガ3脂肪酸(魚・亜麻仁油・えごま油など)**を意識して取り入れると、自律神経の安定に役立つとされています。

🧃 マグリポでマグネシウム補給をサポート
 

カラダファインでは、**マグネシウム補給に特化したサプリメント「マグリポ」**を取り扱っています。

来週から店頭でも販売を開始いたします。

少し高価ではありますが、気象病や自律神経のケアに不安を感じている方には、ぜひ取り入れていただきたいセルフケアアイテムです。

🎯 まとめ

  • 気象病は、気圧や気温の変化により自律神経が乱れることで起こる体調不良です。
  • 漢方などの一時的な対処もありますが、運動・栄養・生活習慣の見直しが根本的な改善につながります。
  • カラダファインでは、姿勢や体幹を整え、栄養指導も含めたサポートで、皆さまの健康維持をお手伝いしています。

気候の変化に負けない、整ったカラダを一緒につくっていきましょう!

合同会社カラダファイン代表:梁川玄太
国家資格・鍼灸師/トレーナー
「体を整えて、動ける毎日を」サポートしています。