寒い日が続き、この時期はあまり運動する気が起こらないばかりか、
普段以上に不活動になる方が多いのではないでしょうか?
その影響からか
1月や2月にカラダの問題で起こりやすいのが坐骨神経痛です。
私も10年以上前、ひどい坐骨神経痛に襲われました。
当時は鍼灸の専門学生だったこともあり、
それじゃ自分自身の体で人体実験だ!!と
軽い気持ちで痛みのある、お尻に教科書通りに鍼を打とうと
太めの鍼を立ったまま患部に打ちました
打った瞬間、痛みのせいで反射的に筋肉が萎縮し
抜くときにお尻の力が抜けなくなり
意を決して、強引に鍼を抜いた結果、激痛で夜な夜な悲鳴をあげた
ことを今でも鮮明に覚えています。
それでも、その時は一時的に痛みは緩和しましたが、
翌朝、痛みが再発しました。
当時なんとなく感じていたのが
サッカーをすると意外に痛みが緩和されることで
今、推測すると、走ることが良かったのではと思います。
走ることでお尻の筋肉が使われ血流が改善したのではと、
ここで確認しておきたいのは
あくまで坐骨神経痛は症状で
もとの病変はヘルニアや脊柱管狭窄症、分離すべり症など
であり人それぞれの状態もあるので、
痛みがある方にサッカーやろうぜ!!と
極端なことを言っているわけではありません。
坐骨神経痛になると多くの人が痛みのある周辺をゆるめようと
ストレッチしたり、ポールで圧迫したり、モミモミしたり…
そもそもお尻は普段から
この状態で伸ばされ、圧迫され
血流が悪く冷え冷えですから
機能不全に陥っているのです。
「目には目を、歯には歯を」
「お尻の痛みにはお尻を使うこと」です。
お尻を活性化した方が血流も改善し
全身のスタイルアップにもつながります。
ただしお尻を鍛えるには腰が反りすぎたりすると
腰を痛めるのでこちらを参考にしてください。
私は呼吸や臀部のエクササイズを取り入れて以来
ここ数年、腰痛も坐骨神経痛もまったく起こらなくなりました。
『お尻を使えばカラダは変わる』
痛みが起こらない快適なカラダを手に入れてください。
獨協大学前 カラダファイン パーソナルトレーナー 梁川玄太