なぜたんぱく質が重要なの?
たんぱく質は、筋肉や骨、皮膚、毛髪、内臓などの細胞や組織を構成する主要な栄養素です。その他にもホルモンや酵素、抗体もたんぱく質でできているのです。
さらに炭水化物や脂質だけではなく、たんぱく質もエネルギー源として使われます。適切な量のたんぱく質を摂取することで、身体を作るための材料となり、健康的な身体作りやダイエットに役立ちます。
人の体をつくり維持する、生命に欠かせない最重要栄養素なのです。
たんぱく質が足りないとどうなる?
慢性疲労や肩こり、腰痛、下痢、冷え性、むくみ、貧血など様々な不調が出ます。『サルコペニア』という筋肉の減少と機能の低下も引き起こします。
サルコペニアの兆候チェック!
- ふくらはぎが細くなってきた
- 歩くのが遅くなり横断歩道を渡るのが大変
- 握力が弱くなって物がつかめない
筋肉量が減ることで身体機能も低下し心筋梗塞や脳卒中、糖尿病のリスクも高まります。
とくに高齢者のサルコペニアは、加齢による筋肉減少に加えて食欲も落ちることで加速します。
飽食の時代、十分に食べたつもりでもたんぱく質が不足すると隠れ栄養失調状態に!サルコペニアの兆候を見逃さず、適度な運動とたんぱく質を意識したバランスの良い食事を心がけましょう!
たんぱく質はどれくらいとればいい?
厚生労働省が5年ごとに更新する『日本人の食事摂取基準』2020年版によると、大人の場合、最低必要量は1日当たり女性50g、男性65gです。(体格や活動レベル、女性は妊娠期、授乳期によっても基準は変わります。)
また、最近の研究で『1.3g/kg体重/日』が増加効率の分岐点になることが判明したそうです。下の計算値で、目標量と同じレベルの摂取量となります。
体重□kg×1.3g=1日に必要なたんぱく質量□g
例)体重60kgの人の場合➡︎60×1.3=1日に必要なたんぱく質量は78g
たんぱく質をとり過ぎるとどうなるの?
結論から言うと、よほど大量にとらない限り問題なし!
“たんぱく質のとり過ぎは腎機能へ悪影響を与える”とも言われていますが、『健康な人がたくさん食べて悪影響があったという明確な根拠はない』とされ、『これ以上とってはいけない』という数値はありません。
腎疾患のある方は取り過ぎに気をつける必要がありますが、健康な人であれば極端に多く摂取する生活を続けない限りとり過ぎを心配する必要はないようです。
ただ脂質の多い肉などを食べればカロリーオーバーや内臓にかかる負担も大きくなるおそれがあるので気をつけたいですね。まずは、とり過ぎることより足りているかを考えた方がよさそうです。
また、三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)のうち一番ダイエットに適しているのが『たんぱく質』です。
理由は3つ!
①消化吸収の際に熱となって消費される割合がとても高いから。
②脂肪に変換されにくいから。
③必要なたんぱく質を優先して食べることで自然に摂取カロリーが抑えられるから。
ヘルシーな体づくりのために積極的にとりたい栄養素ですね!
健康的な身体作りやダイエットに欠かせない運動と食事。
草加のパーソナルトレーニングジム「カラダファイン」では、トレーナーが個々の目標や身体状況に合わせて適切なたんぱく質の摂取をアドバイスします。
より健康的で美しい身体を目指す方々を応援しています。