こんにちは!パーソナルトレーナーの広沢です。
今回は『生姜』について、詳しく解説します。
体を温める食材であり、漢方の7割に使用されているという生姜。
「冷え症は万病の元」といわれていますから、この冬は生姜を摂って寒さを乗り越えましょう!
生姜で体が温まる理由
生姜に含まれる辛味成分は、血行促進、発汗、抗酸化作用、解熱、殺菌など様々な薬理効果があります。
その中でも調理法によって成分や作用が変化しますので簡単にご紹介します。
ジンゲロール(Gingerol)
生の生姜に多く含まれている成分です。主に末端の毛細血管を拡げるので手足の冷え性に効果的です!
逆に体の深部を冷やす効果があるので、風邪の引き始めや解熱に効果的です。
ショウガオール(Shogaol)
ショウガオールは生姜を加熱したり乾燥させることで増加する成分です。ジンゲロールからショウガオールに変化します。
このショウガオールが実はものすごい重要な成分です。
効果としてはジンゲロールより抗がん作用が強く、抗酸化酵素もたくさん持っています。
またショウガオールは胃腸を刺激して体の深部も温めますので、慢性的な冷え症を改善するにはショウガオールが効果的です!
ジンゲロン(Zingerone)
ジンゲロンはショウガオールと同様、加熱することでジンゲロールが変化して増加する成分です。
効能はほとんどショウガオールと同等になります。
おすすめの調理法
おすすめの調理法は『加熱して出汁ごと摂取する』です。
100°C,60 分間の茹でおよび蒸し加熱で,6-ショウガオールは生ショウガのそれぞれ 3.3 倍,3.6 倍に有意に増加した。
ショウガ中の 6-ジンゲロールの加熱調理による変化
Changes in 6-Gingerol Concentration in Ginger under Various Types of Cooking Conditions
吉 田 真 美*§ 平林佐央理*
加熱することでショウガオールやジンゲロンが3〜4倍まで増加しますので慢性的な冷え対策になります。
個人的におすすめはジンジャーシロップを作ってお湯で薄めて飲む方法です。
ジンジャーシロップの参考動画です。
材料
・しょうが250g
・きび砂糖大さじ3
・赤唐辛子(種をのぞいたもの) 1本
・シナモンスティック1本
・黒こしょう(ホール)
・レモン果汁 1/2 個分(小さじ4程度)
・はちみつ100g
砂糖が気になる方は蜂蜜の容量を増やしてもOKです。
私はオール蜂蜜で作ってみましたが、甘かったので少し水で薄めました。
このシロップを小さじ1杯ほどをお湯で薄めて飲んでいますが、体がかなりぽかぽかします!
ぜひ作ってみてください!
まとめ
生姜は生薬として使われるくらい薬理効果のある食材です。
特に加熱することでショウガオールやジンゲロンといった薬効成分が増えますので、加熱調理して摂取することをお勧めします!
この冬は生姜を食べて寒さを乗り越えましょう!