<1つ目 消化吸収の際に、熱となって消費される割合が高いから>

食べ物を消化・吸収する時に内臓が活動すると熱が生まれ、エネルギーが消費されます。
これを、DITDiet Induced Thermogenesis(食事誘発性熱生産)といいます。
食事をした後、安静にしていても代謝量が増大します。
食後に体がぽかぽかと温かくなるという感覚は、きっと誰でも感じたことがありますよね。
これはDITで体温が上がったからなのです。

三大栄養素別のDITを見てみると…
糖質のみ摂取時→約6%、脂質のみ→約4%、たんぱく質のみ→約30%です。
(通常の食事では栄養素が混合されるので、摂取カロリーの約10%がDITになります。)
よって、脂質や糖質よりもたんぱく質の割合が増えることで、食事としてのDITが上がることがわかります。

また流動食などに比べて、よく噛んで食べることによりDITは高くなるといわれています。

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<2つ目 脂肪に変換されにくいから>

脂肪や糖質は余ると体に蓄積されるのに対して、
たんぱく質はアミノ酸まで分解されると内臓や筋肉を合成し、
エネルギー源として利用される割合が高いです。余った分のほとんどは、尿中に排出されます。画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 0C49CDB7-3DE9-4CFA-9753-F00B12625C35-2-1-1024x603.jpg

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<3つ目 摂取カロリーを抑えられるから>

必要なたんぱく質を優先して食べることで、炭水化物と脂質の量を抑えやすくなります。
赤身のお肉等、噛みごたえのあるものがおすすめです。
ゆっくり、よく噛んで食べることで摂取カロリーを15%程度抑えられるとも言われています。
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さらに今回は、『噛む』ということが、大事なキーワードになっているように感じました。

まずは、このような食事になっていないかチェックしてみましょう。

・自分が食べたいものだけを選んで栄養が偏っている。
・外食やインスタント食品、加工食品に頼る事が増え、カロリーや添加物が多い食事になっている。
・会話をせず黙々と食べていて早食いになり、食べ過ぎてしまう。
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咀嚼回数も少なくなりがちで、ダイエットから遠ざかってしまう内容ばかりですね。

家族だけに限らず、できるだけコミュニティで食事をとり
精神的な安定感や幸福感を一緒に味わいたいですね♪

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It’s OK! 
♪人類みな兄弟〜ってアラジンも歌ってたし(笑)


では、なぜ咀嚼で摂取カロリーを抑えられるのでしょうか?

その理由は、
満腹感が得られやすい!(神経ヒスタミンが分泌され満腹中枢と交感神経が刺激され食欲が落ち着く)
食欲抑制ホルモンが分泌される!(レプチンやGLP-1などのホルモンが脂肪分解と合成抑制にも作用する)
間食を減らせる!(血糖値が緩やかに上昇するため)
DITが高くなる!(胃や小腸に血液を送る動脈の血流量が増加して消化活動が活発になるため)など

このように、全身の健康状態に影響を与えることから、
咀嚼は『最も小さな全身運動』ともいわれています。

最近では肥満症の方への治療薬として、レプチンやGLP-1を用いることもあるそうですが、
本来、薬を使わなくても小腸から自然に分泌されるので食生活を見直すことから始めたいですね。

<関節痛にはヒアルロン酸注射→ロックバック>
<痩せるためのホルモン注射→たんぱく質を優先して、よく噛んで食べる>

という感じでしょうか( ・∇・)/

食事は楽しく♪
<30回噛む>など機械的にならず、食材の味を堪能し
感謝の気持ちと共にマインドフルにいただきましょう♪

次回は、食事制限だけのダイエットの落とし穴とは?です。

カラダファイン 章菜