こんにちは!草加のパーソナルジム「カラダファイン」パーソナルトレーナーの広沢です。
さて、お客さまで猫背や姿勢が気になる方が多くいらっしゃいますが
猫背にはやっぱり背筋運動が効果的なんだろうか?
こう思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし猫背=背筋運動という考えはやめておいた方がいいかもしれません。
なぜなら現代人の猫背には反り腰が隠れていることが多いからです!
そこで今回は現代人に反り腰が多い理由と改善方法を解説します!
猫背についてこんな勘違いありませんか?
猫背は背中全体が丸まっている!
ねこ背=背中全体が丸まっている、というイメージがつきやすいですよね。
しかし実は現代人の猫背のほとんどは、首と胸の境目の背骨だけ極端に丸まっており、腰の背骨は反ってしまっている人が多いんです。
猫背改善には背筋!
猫背改善のために背筋運動をおこなっている方が多いですが、これもかえって猫背を悪化させるかもしれません。
なぜなら現代人の多くは反り腰であるため、逆に腰を反るような背筋運動は逆効果になりかねません。
まずは背中全体を丸める能力を鍛えてから、反るべきところを反る運動を行うことが効果的です。
綺麗な姿勢を意識して作る!
猫背にならないように日頃から良い姿勢を作っておきます!とおっしゃる方が多いですが、これもお勧めしません。ずっと意識するのは無理ですよね?笑
そもそも姿勢とは脳の無意識な部分がコントロールしており、視覚、前庭覚(バランス)、体性感覚などの情報をもとに作られるため、意識して綺麗な姿勢を作っている時とは全く違う脳の部分を使っています。
現代人に反り腰が多い原因
ストレス社会
現代はさまざまなところでストレスがかかります。
パーソナルスペースも少なく、ストレス過多になると自律神経が乱れ交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、緊急事態でもないのに「闘争・逃走反能」が起こり反り腰のような姿勢になってしまいます。
デジタルデバイスの多用
スマホやパソコンを長時間見ると、光の刺激によって交感神経が優位になり反り腰になりやすいです。
またスマホを見ることによって頭だけ前に出た姿勢にもなります。
寝る前1時間はデジタルデバイスを利用しないなどの工夫が大切です。
デスクワークで運動不足
体を動かさないことで、姿勢をコントロールしている脳への刺激が減ってしまいます。
刺激が減ると体の感覚が鈍くなり、自分の体がどうなっているのかわからなくなります。
そうすると悪い姿勢から抜け出せなくなったり、転倒や怪我のリスクも増えます。
猫背や反り腰を改善するには脳への刺激が多い運動が必須です。
まずは歩くことから始めましょう!
食生活の乱れ
食習慣が乱れると、腸内環境が悪化して慢性的な炎症を引き起こします。
慢性的な炎症は自律神経を乱し、交感神経が優位になるので反り腰になりやすいです。
また慢性炎症は痛みを感じやすい体にもなってしまいます。
ヒールなど足にあわない靴
ヒールなどの踵が上がった靴やスリッパなどを履いていると、重心は前にずれていきます。
そうすると前に倒れないように背中や腰、ふくらはぎやもも前の筋肉を使ってバランスを取ろうとします。
結果、腰の筋肉を過剰に使ってしまい反り腰になります。
- 交感神経が優位
食習慣やストレスによって交感神経が優位になると腰を反った姿勢になりやすい - スマホを見るために頭だけ前に
腰は剃っているけど画面を見るために首だけが前に出る - 足にあわない靴で姿勢が崩れる
ヒールやスリッパは重心を前にずらし反り腰を作る - 運動不足で悪い姿勢から抜け出せない
体を動かさないことで姿勢をコントロールしている脳への刺激が減る - 反り腰由来の猫背が完成してしまう
反り腰改善のためのロードマップ
和食中心なバランスの良い食事を心がけましょう。
ヒールやスリッパはなるべく履かず踵のホールドがしっかりした靴を履きましょう。
下でご紹介するエクササイズやウォーキングを習慣的に行いましょう。
反り腰を改善するエクササイズ
ランバーフレクション
キャットバックブレス
デッドバグ
まとめ
現代人の猫背には「反り腰」が隠れている理由をわかっていただけたかと思います。
猫背=背筋運動!ではなく、まずはストレスマネジメントや自律神経を整えたり、食事のバランスや運動習慣が大切になります。
またカラダファインで実際に行なっている反り腰改善のエクササイズも紹介しました。
ぜひチャレンジしてみてください!